国際卓越研究大学 UREX 1
東北大学 大学院経済学研究科 川名 洋教授(西欧経済史)

Prof. Yoh Kawana(Ph.D. University of Leicester)


経済史のキーワード

銀行史
The History of Banking

 
 

はじめに

都市と銀行 **

地方銀行の設立 **

§参考文献§

** campus-only

    

はじめに

経済成長には金融サービスの革新が不可欠であることを、先進国の金融史から学ぶことができます。中でも銀行史はその重要なテーマの一つです。実際、ポスト工業化の時代にも先進国が経済競争力を維持し続けられるのは、どこよりも早く銀行サービスの技術を進化させたからです。国際金融ビジネスにおけるイギリスやアメリカの存在感の大きさは、その証左と言えるでしょう。

 では、西洋史上、銀行はいつ頃から重要になったのでしょうか。1300年以降、中世ヨーロッパ最大の定期市、シャンパーニュ大市が衰退へと向かう歴史は、イタリアやフランドル商人、あるいはそのエージェントらが現地に赴かずとも、取引の決済が可能になった経緯に符号します (Bernard: 1972)。各地の都市に銀行が設立された結果、為替取引が可能になったからです。
2025.04.27

参考文献

      Bernard, J. (1972), 'Trade and finance in the Middle Ages', in C. Cipolla, ed., Fontana Economic History of Europe: The Middle Ages. London.
      川名 洋 (2024)『公私混在の経済社会 ー 近世イギリスにおける個人と都市法人 ー 』 日本経済評論社.
      Neal, L., and Quinn, S. (2001), 'Networks of information, markets, and institutions in the rise of London as financial centre, 1660-1720', Financial History Review, vol. 8, pp.7-26.

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