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東北大学経済学研究科 博士課程

本研究はランダムな成功が労働者への評価に与える影響について調査する。Major League Baseballを対象に、フェンス際の打球の結果が選手のパフォーマンスと相関しないことを示した上で、その結果が以降の選手の出場機会に影響を与えることを明らかにした。さらに、このランダムな結果に対する評価者の過剰な反応が持続的、 且つ人種と経験によって異質的であることを発見した。具体的には、このバイアスは約10試合持続し、特に白人選手に対して顕著である。一方で監督の経験が豊富な場合にはバイアスが軽減されることが示された。