国際卓越研究大学 UREX 1
東北大学 大学院経済学研究科 川名 洋教授(西欧経済史)

Prof. Yoh Kawana(Ph.D. University of Leicester)


経済史のキーワード

市場経済
Market Economy

 

はじめに

経済学と経済史学の知的基盤 **

市場経済の思想的展開 **

市場経済の思想的展開 **

§参考文献§

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はじめに

 市場とは、不特定多数の売り手と買い手が取引する場所であり、そのための制度でもあります。商業の発達を示す用語ですが、歴史的文脈に応じて、その場所(市場いちば)に着目する場合と、制度について説明される場合があります。いずれの場合にも、歴史上、当局の監視下において取引のルールと慣習を維持する機能が重視されます 参考 公開市場

 ところが、近代経済において市場といえば、その経済効果に注目が集まります。すなわち、売り手と買い手による自由な選択に応じて働く価格メカニズムです。そこでは、ルールや慣習、当局による監視など、個人による選択に作用しかねない影響力は副次的要件となりました。こうして、市場には特別な意味が付加されました。当然、市場経済という用語にもその意味が強く反映されるようになったのです。
2025.12.05

参考文献

      Freeden, M. (2015), Liberalism: a very short introduction. Oxford. 〔訳書〕.
      Hundert, E.J. (1995), The Enlightenment’s Fable: Bernard Mandeville and the Discovery of Society. Cambridge.
      Locke, J. (1689), Two treatises of government. 〔訳書〕.
      川名 洋 (2024)『公私混在の経済社会−近世イギリスにおける個人と都市法人−』 日本経済評論社.
      Marshall, A. (1995), Principles of Economics.
      Smith, A. (1776), An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations.〔訳書〕.

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