最終メンテナンス:2002年1月11日
余談:大阪市立大学経済研究所勤務時代に開始されたプロジェクト「生産システムの高度化とグローバル・ローカライゼーション」の成果である。グローバライゼーションをめぐる近年の議論は、浮動的な短期資金の動きをはじめとする金融面に集中しているが、産業面に焦点をあてることも、依然として重要である。この点で、本書が何らかの問題提起となれば幸いだと、執筆者の一人として思っている。
序章 グローバル・ローカライゼーション(森澤恵子・
第1章 現地生産・開発とサプライヤ・システム:英国日系自動車企業の事例(植田)
第2章 工場の立地展開と企業間リンケージ:カナダ日系自動車企業の事例(長尾)
第3章 現地生産の展開とローカル・サプライヤ:フィリピン電機産業の事例(森澤)
第4章 産業集積と日系企業:マレーシア・エレクトロニクス産業の事例(石筒覚)
第5章 成熟・キャッチアップ・制度的調整:鉄鋼業のグローバル競争(川端望)
第6章 グローバル競争下の構造再編:日本繊維産業の分析(富澤修身)