松田安昌　経済学研究科教授

2017年度より照井伸彦教授よりセンター長を引き継ぎました。よろしくお願いします。

ITの進展とともに生み出されるビッグデータと呼ばれる大規模大量データの存在は、現代社会の様々な領域に共通して出現した新しい資源であり、これら大規模データの利用、活用は経済社会を様々に変革する可能性を秘めています。とくに、わが国ではその利用が他の先進諸国に比べて後れた状態にあり、その有効活用が喫緊の課題となっています。さらに、サービス産業の低い生産性とサービス・イノベーションの弱さが問題とされてきました。ビッグデータの有効活用によるサービス産業の生産性向上とイノベーション創出こそ、わが国の持続的経済成長のカギを握っていると考えています。

本研究センターでは、データ科学と経済経営の理論を融合しながら大規模大量データを解析する手法を開発し、上記の社会経済に関する現代的諸問題の解決に資する研究を行います。経済・経営分野のデータ科学の拠点として、シンポジウムの開催や共同研究による研究成果を発信します。