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留学生(研究生)の指導について
当研究室にて経済史を専門に修学を希望する留学生(研究生)は、詳しい研究計画をもとにあらかじめ指導教員に相談することをお勧めします。(「研究計画書」が添付されていない相談には応じられません)。 使用する言語は日本語、あるいは、英語です。
留学生(研究生)は、入学後、原則として以下の要領で次の進路を目指します。
ステップ0
詳しい研究計画書を指導教員へ送付(メール・郵送)。それをもとに応募の準備を進める。
ステップ1
入学後、本学部基本専門科目「経済史」、演習科目「西欧経済史演習」等関連する科目を聴講・履修する。 語学科目の履修(日本語or/and英語)。
ステップ2
進学する場合には改めて研究計画書を作成し、指導教員による審査を受ける。
ステップ3
審査結果をもとに次の進路を決める。
詳しい応募方法等については、本学大学院経済学研究科・経済学部のHPに掲載されている入試情報を参照してください。
教員の研究内容
「公共性」への理解の深まりは成熟した経済社会の証である。自治都市を「公式」・「非公式」両面から考察し、 新たに両者の「混在域」という概念を導入することによって都市特有のメカニズムを解き明かす歴史研究は、経済を中心に展開する先進社会に現れる「公共性」の本質を問う重要な足場を築く。
専門分野
社会経済史・都市史
研究活動紹介記事≫
研究成果
(共著)
「中世・近世イングランドの商業化―都市史の視点―」, 中野 忠他編, 『一八世紀イギリスの都市空間を探る―「都市ルネサンス論」再考』, 刀水書房,
2012年 article pdf ≫
(単著)
「中世イングランドにおける救貧活動と介護施設の変遷―都市のホスピタルを中心に― 」, 研究年報『経済学』第76巻第1号(2018年), pp.
125-144. article pdf ≫
「中世・近世イングランドにおける手工業の展開―都市史の視角―」, 『研究年報経済学』, 第74巻第4号(2014年)article pdf ≫
『イギリス近世都市の「公式」と「非公式」』, 創文社, 2010年2月
「『長い17世紀』のイングランドにおける国家形成―公権力と市民性をめぐる研究動向―」, 『社会経済史学』, 第73巻第2号(2007年) 参考 Wサイト:J-STAGE(全文)≫
'Trade, sociability, and governance in an English incorporated borough:
''Formal'' and ''informal'' worlds in Leicester, c.1570-1640', Urban History , vol. 33, 3 (2006)
「『国家形成期』におけるイギリス都市の経済とガバナンス」, 社会経済史学会, 第9回東北部会報告, 2006年12月
「16世紀イングランド自治都市に見る定住民と移住民」, イギリス都市・農村共同体研究会報告, 2006年5月
「近世イングランドにおける都市経済基盤とその変容過程 ―内陸都市レスターの事例―」, イギリス都市・農村共同体研究会, 東北大学経済史・経営史研究会共編,
『イギリス都市史研究 ―都市と地域―』, (日本経済評論社, 2004年), 所収
'The Urban Foundation of the Regional Economy Peripheral Towns in the English
Midlands, c.1550-1700', The Seventh International Conference on Urban History,
European Association of Urban Historians, Athens, 2004, 10
'A survey of urbanization in the English Midlands, c.1550-1750', Annual Report of the Economic Society of Tohoku University, vol. 65, 47-58 (2004) article pdf ≫
「イギリス近世都市における『公式』と『非公式』 ―16世紀後期及び17世紀前期レスターの事例―」, 『社会経済史学』, 第69巻3号 (2003年)
「近世イングランドにおけるアーバン・プロセス ―州都市レスターの事例―」, 『比較都市史研究』, 第19巻2号 (2000年)
'City gates in pre-modern England: informal functions and public perceptions',
The Fifth International Conference on Urban History, Berlin, 2000, 9
'The impact of London's growth in the late sixteenth and early seventeenth
centuries: A new approach,' Annual Report of the Economic Society of Tohoku University, vol. 61, 353-67 (1999)
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