工業経済学特論1999年度末レポート課題
掲載日:1999年11月16日
以下のテーマの中から一つを選択し、論述せよ。
■テーマ
- 「市場の失敗」の様々なタイプについて解説せよ。規模に関する収穫逓増が存在するケースについては必ず含めること。
- 経済学の見地から見た場合、企業とはどのような存在であり、その存在根拠はどのように説明され得るか。近代経済学とマルクス経済学の両方、あるいはどちらか一方の体系に即して述べよ。
- ジャスト・イン・タイム生産とは何か。その目的と基本的なしくみ、特徴を述べよ。
- 生産システム論争で問題になった「フレキシビリティ」とは何か。生産面と労働面から述べよ。
- 日本の巨大企業における技能と労働組織について、分業構造に留意しつつ述べよ。
- アメリカ自動車産業における大量生産システムの成熟と硬直化の過程について述べよ。
- 世界の繊維産業におけるQRSの潮流とクリエーションの潮流について説明した上で、日本の繊維産業が模索している戦略について述べよ。
- 石油危機以後の高炉メーカーの生産システムが、競争環境・競争戦略とどのような関係をもっていたかを、設備投資・計画/管理システム・労働組織の三つの側面に則して述べよ。
- 日本の自動車部品サプライヤーにとっての競争場面と競争内容の変容について、歴史的に述べよ。
- 日本の工作機械メーカーの販売・サービス活動の意義について述べよ。
- 半導体産業における開発システムと生産システムの統合について述べよ。
- 日本の大企業における能力主義管理の諸制度とその運用の実態について述べよ。
- 日本企業の生産システムの今後の展望について、講義で学んだことを踏まえつつ、諸君の見解を述べよ。
■注意事項
使用言語:日本語
字数:4000字以上、上限なしとする
〆切:2000年2月2日17時
提出先:川端研究室。もしくは、電子メールでkawabata@econ.tohoku.ac.jp宛に送信すること。
媒体:ワープロ印字のハードコピー、フロッピィ・ディスク、電子メールのいずれかとする。
形式:印刷した際にA4版になること。ファイル形式は、Microsoft Wordかテキスト形式とする。ただし、Mac版Wordの場合は、ときどき読めないことがあるので事前に相談すること。
作成支援:内容上、言語上の相談には、随時応じる。
救済措置:最終点数が60点に満たない見込みの者には、レポートの再提出を命じる。再提出されたレポートによって最終判断を行なう。
注意:電子メールで提出された場合、必ず私から提出確認の返信を出す。もしも提出確認のメールが届かない場合は、事故で届かなかったことを意味するので、再送信するか、別の手段で提出すること。
同一の、あるいは極度に類似した文章を、複数の授業のレポートとしてはならない。
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