1980年代に賞賛され、バブル崩壊後には一転して転換の必要が叫ばれている日本の製造業の生産システムについて、理論的・歴史的な再評価をおこなうことがこの講義の課題である。特に、石油危機とバブル崩壊を二つの大きな転機とした生産システムの時系列的変遷と、産業別のシステムの多様性に注目して分析をおこなう。
第1回 序論:生産システムをめぐる国際論争
2 生産システムの現代的特質と日本企業
3 繊維産業と生産システムの転換
4 同上
5 高炉メーカーの生産システムと競争力
6 同上
7 自動車部品サプライヤーの生産システム
8 同上
9 工作機械メーカーの生産システムとNC化
10 同上
11 半導体メーカーの生産システム
12 同上
13 生産システムと日本の企業社会
14 同上
15 結論
生産システム研究会編『日本企業の生産システム』中央経済社、1998年を教科書とする予定。出版がまにあわない場合は、講義資料を配布する。
成績は、試験結果により判定する。
特になし