更新日:2001年4月6日
授業での説明:2001年4月13日
川端 望
Tel&Fax 022-217-6279
HP http://www.econ.tohoku.ac.jp/~kawabata/index.htm
■教官紹介
1964年、仙台に生まれる
東北大学経済学部卒→東北大学大学院経済学研究科前期課程修了→同後期課程単位取得退学→大阪市立大学経済研究所助手、講師、助教授→東北大学大学院経済学研究科助教授
専攻:工業経済学、産業分析
担当科目:工業経済学演習(T)(U)(V)、工業経済学特論、現代企業社会特別演習、社会経済特別演習(大学院)
工業経済学演習、企業論、経済書購読、経済学入門(A)(学部)
現在の研究テーマ
鉄鋼業のリストラクチャリングに関する国際比較研究(アメリカ、日本、中国、ヴィエトナムを調査中)
自動車産業のモジュール化と新生産システム(日本、韓国を調査中)
その他、研究内容についてはホームページを参照
■講義概要
オフィス・アワー
授業後30分とする。
テキスト
Walter
Adams and James Brock eds., The Structure of American Industry, 10th
edition, Englewood Cliffs, Prentice Hall, 2000.とする。
全部を読むことはできないので、以下の部分を読む。
Preface→Chapter 6:Computers→Chapter 5:Automobiles
配布資料
4月11日午後に、川端研究室(経済学研究科棟6階)の前に置いておくので、各自持っていくこと。
進め方
まず、諸君の英文読解力を測定するために、全員にPrefaceの訳文を提出してもらう。それ以後、受講人数をにらみながら分担して訳出する。なお、受講する者は17日に必ず出席すること。
17日:第2回。人数を確認し、訳の分担を行う。Prefaceの訳文提出。
20日:休講。この期間に訳文をつくること。
24日:第3回。Prefaceの訳文解説。第4回分の訳文提出。
27日:第4回。分担に従って本格的に開始。
参考書
著者の理論的フレームワークである産業組織論について
石原敬子『競争政策の原理と現実 ―アメリカの反トラスト政策をめぐって―』晃洋書房、1997年。
小西唯雄編『産業組織論と競争政策』晃洋書房、2000年。
テキストの以前に出版された版の邦訳
ウォルター・アダムス編(金田重喜監訳)『現代アメリカ産業論 第8版』創風社、1991年。
ウォルター・アダムス編(金田重喜監訳)『現代アメリカ産業論 第7版』創風社、1987年。
ウォルター・アダムス編(金田重喜監訳)『アメリカの産業構造』(第6版)青木書店、1984年。
ウォルター・アダムス編(嘉治真三監訳)『アメリカの産業構造』(第2版)時事通信社、1958年。
経済体制・経済政策全般に対する著者の見解
アダムス&ブロック(川端望訳)『アダム・スミス、モスクワへ行く ―市場経済移行をめぐる対話劇―』創風社、2000年。
必要な学問的訓練
ミクロ経済学、マルクス経済学、経営戦略のうちいずれかを学んでいるか、並行して学ぶことが望ましい。
日々の産業事情に興味をもって考えることが望ましい。新聞(ネット版でもよい)を読むことは前提である。
■講義内容について
訳については、口頭報告だけではなく、訳文を書くことを重視する。
内容上の理解も重視する。
■成績評価について
授業への参加と期末試験による。授業への参加の測定方法については、受講人数を踏まえて決定する(訳文提出、出席確認、レポート、小テスト、討論での発言など)。
履修放棄の可否については、人数によって決定する。
■留意事項
・すべての書類はA4またはA3版とする。
・購入可能な書籍を全頁コピーしてはならない。
・私語・内職厳禁。
・携帯電話、PHSなどの音をさせないこと。
・居眠りは、とがめないが起こす。
・飲み物は飲んでもよい。ただし静かに。
・禁煙。
※以上の事項は、この授業に限ってのことであり、他の授業には適用されない。