2001年度「工業経済学演習T」シラバス


更新日:2001年3月6日

 

演習名 工業経済学演習(T)

担当者 川端 望

テーマ

 産業経済研究の方法と実践

授業のねらい・内容

 この授業では、産業経済に関連する研究を行っている受講者自身の研究テーマに即して、研究報告と討論を行う。したがって、受講者は、(1)産業経済に関連する研究テーマを持っていること、(2)担当者を指導教官、あるいは指導教官ではなくとも研究過程でのディスカッション相手として希望する者であること、の二つの条件を満たすことが必要である。

 主に以下のような授業を行う。

  1. 受講者の問題関心に共通する文献のサーベイ
  2. 各自の研究テーマに関連する先行研究のサーベイ
  3. 研究構想の発表とブレインストーミング
  4. 論文作成に向けての中間報告
  5. 論文草稿についての研究報告

 このような授業を設けた理由は、経験にかんがみ、(1)院生からのディスカッション依頼が多く、個別対応が不可能かつ非効率的になってきたこと、(2)上記2.3.のプロセスを強化することが効果的と思われること、 (3)研究過程での院生相互の討論が弱いと思われること、による。

テキスト・参考書

 なし。院生が研究報告を行い、他の参加者がコメントする。院生は、研究報告のペーパー・レジュメ・資料を3日前までに他の参加者に配布する。

 各自の研究テーマと担当教官の問題関心・研究方法との整合性は、ホームページや著作で確認しておくこと。

http://www.econ.tohoku.ac.jp/~kawabata/index.htm

 

成績評価の方法

 平常の出席・報告・討論による。5月末までに申し出た場合に限り、履修放棄を認める。

留意事項

 担当者は、指導教官および指名教官になっていない院生に対しては、拘束性の強い指導を行う権限を持たない。あくまでも研究者としてのディスカッションのみを行う。

 発言しないことは許されない。

 


2001年度授業・ゼミ情報へ


Ka-Bataホームページへ