「歴史と人間社会」第2回ミニットペーパー 2007年11月14日

(1) 私は青森県出身なのですが、青森(というより津軽地方)の方言はおそらく日本で一番わかりづらいといっても過言ではないほどの言葉だと思います。津軽弁は標準語には訳せない微妙なニュアンスを持つ言葉がとても多いです。仙台に来て、それらの言葉が通じないことに、大きなカルチャーショックを受けました。青森の人の多くは、なまっていることが恥ずかしくて、必死になまりを隠そうとしますが、津軽弁特有の、標準語にはないニュアンスを表現できる点をもっと自分たちの独自性と捉えることができたらよいなと感じました。
(2)暑いなら暖房を切ればいいんじゃないでしょうか? 講義中にうちわであおぐくらいなら、そのほうがいいと思います。
(3)今日の授業も大変興味深く、フランスについての見方が変わりました。
(4)方言を使うと国民以外の単位ができてしまうから使用禁止されていたということにびっくりした。それに、日本でも、なまりなどが学校で禁止されていたということを初めて知って驚いた。昔のフランスでは国王よりも領主のほうが権力が強かったということにも驚いた。
(5)今回の授業も面白かった。
(6)もっとフランスについて知りたいと思った。
(7)スカーフ事件の講義が楽しかったです。
(8)前のように「考え方」でなく、実際にフランス社会と日本社会の比較の勉強になり、フランスと日本の社会の違いがわかってきて面白いです。ストライキとか方言とかに関する、私が「一般的」だと思っていた考え方に、それぞれの歴史の違いや古くからの社会の違いがみえてきて、勉強になります。「あたりまえ」だと思っていたことから、その根源がみえてくるなと思います。
(9)フランスと日本の間には様々な違いがあることを知ることができ、特にストライキが普通に起こってしまうことにはとても驚かされた。それほどストライキが起こっては人々も困ってしまうと思うのだが、なにか対策のようなものはなされていないのだろうか。
(10)ある物事の歴史的背景を調べていくというのは、いままで経験がなく、簡単なことでもなさそうなので、そういうことを学べて嬉しいです。質問があります。各講義のトピックはどのように選ばれたのでしょうか。地域主義の歴史的背景を選んで、その他の無数にあるテーマが選ばれなかったのはどういったことなんでしょうか。講義内容をもっと密にしたほうが面白いと思います。歴史を科学的なものだと感じたいです。
(11)話の流れはわかりやすく、いいのですが、これをテストすると一体どういう風になるのか、全然わかりません。あと、ノートがあとで見返してもよくわからないということになりそうなので、板書の内容(というか、まとめ方?)をどうにかしていただけると嬉しいです。
(12)この講義は、いままで疑問にも思ってみなかったことを授業でやると、「あれ? そういえばなんでだろう?」と疑問点に気づき、講義のなかでそれが明らかになっていくので、楽しいです。これからの講義も楽しみです。
(13)以前の授業で言われたように、現在のフランスの文化の特徴的なもの(ストライキ、方言、など)がフランスの歴史を見ていくことで納得できるようになる、というのは、自分にとってとても興味深いです。また、高校の歴史の授業のようにただ「この時代にこれがあった」ということを学ぶのでなく、その意味もひとつの方向から分析していくというのも、初めてのことで、面白いです。
(14)ストライキや方言といったものであっても、歴史的に理由を掘り下げていくと、必ずなにかの根源がある、という授業の進め方は面白いが、なかなか当時の情景を想像できないため、授業が淡白に感じる。
(15)字がみやすくて、助かる。
(16)フランスと日本の違いを今まで考えたことのない視点から見られて、とても面白い。特にストライキについては、日本人のほうが我慢できず、フランス人が我慢するということに驚いた。
(17)歴史学についての話から、具体的にフランスの話に移ったけれど、日本の場合での例を挙げたりして説明してくれるので、わかりやすいです。
(18)理解しやすくて面白い講義だと思います。
(19)今回の授業で、歴史が現在の生活にたくさんの影響を与えているのだとあらためて実感しました。一番興味深かったのはストライキの話で、外国では社会がストライキを受入れているからストライキがしやすく、日本では社会が受入れていないから成功しづらく浸透しないという話でした。たしかにストライキといわれてもピンとこない。外国の文化を日本に取り入れても社会に浸透しないというのはたくさんあると思うけれど、そういうことの理由が少しわかったと思いました。
(20)フランス革命が国民国家と個人が直接結びつく社会を実現するためのものであることはあまり意識していなかったので、驚きました。また、それによって地域が否定されていたことは予想していませんでした。
(21)板書が見やすく、楽しい授業です。常備軍を設置し、領土拡大をしたあと、新しい領土でもフランス語を強制したんですか?
(22)私はフランス語を履修していますが、昨日、ちょうどブルターニュ地方とブルトン語についてちょっとふれたので、なんだか嬉しくなりました。スカーフ問題については、「スカーフを学校で着けてはいけないというのは良い意見だ」という声が他の授業であり、少し違和感を覚えました。自分は小田中先生に似た意見だと思います。政教分離は宗教から政治、政治から宗教と分けるよりは、双方向のことかと感じていましたが、深く考える機会になってよかったと思います。
(23)フランス国家の歴史は知らないことが多くて面白かったです。小さな違いも突き詰めていくと色々なことが見えてくることがわかりました。
(24)以前からフランスの歴史に興味があったので、この講義はとても面白かったです。他の国の歴史についても知りたくなりました。
(25)今日の講義についてなんですが、16世紀末に封建制から王権が強化されてゆく過程について、疑問に思いました。その時点で国王は権力がなかったにもかかわらず、なぜひとりでにブルボン朝がスタートできたのか知りたいと思いました。そのときにいくらかの領主もそれに賛成したんでしょうか?
(26)私はいままで中世のヨーロッパといえば貴族や伯爵、公爵などのイメージがあったのですが、今日の授業ではとくに出てきませんでした。フランスでこれらの身分は領主の階層にあたるのですか? それともフランスに貴族はいなかったのでしょうか?
(27)私は高校で世界史をとっていたので、今回の授業もとても楽しく聞くことができました。
(28)いよいよ本格的にフランスの歴史についての話になってきましたが、とてもわかりやすい授業です。日本とフランスを比較したときに、似ているようでじつは違うということが面白いと思いました。
(29)漠然とフランスと聞くとオシャレ、流行の最先端…など華やかなイメージが強かったのですが、この授業で初めて「歴史」という観点からみるようになり、だいぶイメージが変わりました。現在のフランスの政治・文化にはフランス革命という怒涛の時代の歴史が根強くしみついていること、それが国としての違いを生み出しているという流れがあることに感心しました。今後の授業も楽しみにしています。
(30)フランスの地域主義から絶対主義へ、そしてふたたび地域の復権へ、という流れがよくわかった。レンヌでのバイリンガル表記が方言も含まれていることは面白いと思った。
(31)バイリンガル表記の由来がよくわかった。方言はやはりその地域の文化であるし、固有のもので、他からは絶対に生まれないものだから、今後も残していかなければならないものだと思う。
(32)前回よりもフランス的要素が強くなってきて、理解に苦しむ点が増えてきた。説明自体はわかりやすいのだが、内容が自分の環境とかけ離れすぎていて、その内容を学ぶ意義が見つけられない。
(33)フランスには「進んだ民主国家」というイメージがあって、実際それらの価値を重視しているのだとは思いますが、それゆえに、それを守るために非寛容な部分も小さくないのだな、と思いました。その衝突部分の調整をめぐって議論が続けられるのは悪いことではないと思いますが。
(34)私は高校であまり歴史について勉強してきませんでしたが、そんな私でも納得できるような順序だったわかりやすい授業です。事実として知っていたことでも裏づけなど説明がついて、さらに興味深いです。
(35)ほとんどたがいに通じあわないような方言が一つの国のなかにあることに驚いた。バイリンガルなどの言葉を聞くとすぐに外国語を思い浮かべ、特別な感じを受けるけれど、自分が日本という国だけを見ていたことがよくわかった。
(36)フランスは日本に比べて慣用性が低いと思う。でも、日本は日本国民としてのプライドが低いとも思った。
(37)やっと最近地域が多少復権してきたということは、国民国家(社会)のシステムに余裕が出てきたということだろうか。このまま旧体制に戻る方向に進むとは考えられないが、やはり、革命までの経験を学び、これから生かしていかなければならない。この件に関しては、歴史研究に意義はあるのだろうか。
(38)最近フランス革命とか自分の好きな範囲の内容になってきたので、結構楽しいです。でも正直色々と政治的な知識がないと理解するのが大変かもしれないと思いました(あまりないので)。あと、授業プリントとかでまとめてほしいです。
(39)ヨーロッパに行くと、大抵の国では英語が普通に流通しているが、フランスではフランス語で話さないと多少馬鹿にされるという話を聞いたことがある(実際に行ってみたわけではないので、本当かどうかはわからないが)。今回の授業でフランスの国民性を学ぶうちに、もしかしたらそのようなこともありえるかもしれないと思った。
(40)フランス人は英語で話すと冷たく、どんなに下手でもフランス語で離すとやさしく接してくれるという噂を以前聞いたことがあった。ただ単にプライドが高いからなのかと思っていたが、実際には共和国の価値というフランス人としてのアイデンティティをしっかりと持っているための行為だと考えを改められた。そういう面は、自分も見習いたい。
(41)フランスとおなじく小国連立戦国時代のなかで天皇(=国王)が存在し、地域色の減退の反動で地域色が復活しているところを見ると、日本もこれから地域色がもっと出てきてもおかしくはないのかなあと思う一方、日本人は比較的寛容であるといわれているから、フランスの反動にあたるものが存在しないかもしれないと思った。
(42)フランス革命おいて身分制社会から国民国家へと変わる流れがわかった。
(43)国が違えば政策や宗教の捉え方もおおきく異なるとは思っていたが、具体的に見てみるとまったく違う方針であることがわかった。国や政府を形成する段階でその後の行政が異なるのは人間の子供と一緒なんだと感じた。
(44)自分が思っていた以上に日本とフランスの文化や価値観に違いがあることに驚きました。どのようにしてフランスの文化が成立していったのかを知ることで理解もしやすく、もっと深くフランスについて知りたいと思いました。
(45)今日の授業はフランス革命というフランス史最大の出来事といえるものの講義で、とても興味がわきました。歴史を違う面から見ているみたいで、面白いです。
(46)自分のなかではフランスはリベラルなイメージが強い国だったので、つい近年までバイリンガル表記が禁止されていたという事実は意外だった。2世紀知覚前に起きた革命のイデオロギーが現代まで影響を与えていたことを知り、興味深かった。フランス革命は他国に与えた影響も多大だったと聞くが、そのあたりがもっと知りたいと思った。
(47)国連の公用語が英語とフランス語なのは、フランスが我を通したのかと思った。フランス革命に影響を与えた思想家というと、その人がフランスの文化を作り出したように聞こえるが、実際には、そのような人が生まれる風土やそれを受入れた民衆がまずあり、そこから思想家というものが生まれるのだと思う。
(48)講義を受けてフランスについての近代史を習い、日本と考え方とかが全く違っているということから、国によって考え方って色々あるんだと思った。とくに政教分離の考え方の違いは衝撃的だった。
(49)フランスという名前はよく聞くけれども、実際のフランスについてはほとんど何も知らず、イメージだけが先行していたんだということが実感できました。日本とくらべると「国民」を守ることに強い執着があるように感じましたが、島口と大陸にある国という違うは関係あるのでしょうか。
(50)全然知らなかったフランスの歴史や文化について詳しくわかりやすく講義していただき、とても楽しく授業を受けています。
(51)フランスに関する授業を受けて、フランスは寛容や共生が少ないことがわかりました。
(52)つい最近までフランス革命の影響で中央集権化が正当化され、地域が否定されていたとは知りませんでした。現在は多少寛容になっているようですが……。
(53)この講義でフランスと日本の大きな違いをとりあつかったが、それを歴史的に見ていくときちんとした理由で違いが生じることがわかり、とても面白く感じた。
(54)権力を集中させるために方言を統制するという行為は、どうも婉曲的で、あまり効果がないのでは?、と感じた。言論の統制・制限というものを体験したことがないせいでしょうか……。
(55)高校であまり深く世界史をやらず、知識が少ないため、ただの感想しかいえないのですが、フランス革命の経緯などがとてもわかりやすかったです。また、フランスの文化を日本と比較することで、フランスのことがわかるのと同じように、日本のこともより深くわかるのが面白いと思いました。これからも授業をしっかり聞き、フランスの歴史について深く学びたいと思いました。
(56)フランスという国の特徴や成立ちをこの授業で教わりましたが、授業前でのフランスに対するイメージとは随分異なった内容だったので驚きました。そういった意味では、ためになる授業だったと思っています。板書のまとめ方はわかりやすくてよいのですが、矢印の多用で少々混乱してしまうところがあるので、そこのところをよろしくお願いします。
(57)フランスにおける人種差別の根本は、フランス国民の絶対性によるものでしょうか。とても興味深い授業だった。
(58)フランスの政教分離は、日本と違い、宗教は政治に口を出さないものであり、フランスは日本と随分違うんだなと思った。
(59)先生の講義は非常に聞きやすくて集中して臨めるので、いままでよりもフランスの歴史について興味がわいてきました。ところで質問ですが、テストでは問題はどのような形式で出されるのですか。
(60)フランスの歴史がある程度わかりました。『フランス7つの謎』を読んで復習し、より詳しくなりたいです。
(61)何の本で読んだか忘れたが、「フランスはヨーロッパの中国である」という意見を目にしたことがある。王朝の入れ代わりが激しいこと、多様な人種・民族の集合体としての国家であることなど、様々な共通点を見出すことができるという指摘だった。何を持って中国とフランスの共通点と定義するかは難しいと思いますが、当たり障りのない範囲で、中国とフランスの共通点として、上記のほかに先生が感じることはありますか?
(62)以前からおもに文化面でフランスに興味を持ってはいたのですが、歴史についてふれていくことで、この国の奥深さや現代のフランスのルーツを学び、よりいっそうフランスに対する興味がわいてきました。一方で、一つの国の歴史過程を学ぶと、同時にそれに対比するかたちで日本の姿がこれまでと違った視点で見えてくるわけですが、たとえば社会の諸制度から人々の考え方まで、欧米のそれをただ輸入してくるだけでは、それに至った背景を持たない以上、どうしても空虚なものに感じてしまい、上っ面だけのようで(とくにストライキのあり方とか)、日本の現状に一抹の不安を感じました。
(63)授業の最後でおっしゃっていましたが、日本語に限らずどこの国にも多かれ少なかれ方言は存在しますが、「…語」の定義というのはあるのでしょうか。日本では「…弁」と区切って、あくまでも日本語であるとされていますが、おなじ国のなかでも様々な言語が話されていて、決して「方言」といえるような状態じゃない国も存在します。そこのところの違いというのはどうなっているのですか?
(64)フランス人は寛容でないと思いました。ストライキに対して我慢するということも、じつは自分がストをするからと考えておこなっているようです。なぜ寛容でないのでしょか? 国がまとまらないからでしょうか?  それとも、もともと個人が寛容でないのでしょうか?
(65)フランス革命はいいことだったのか? いいことならば、日本社会に導入することができるか? 私はいいことだと思っているが、先生の意見を聞かせてほしいと思っている。
(66)先週、先々週と、ミニットペーパーはやりませんでしたよね? 毎週というわけではないんですか?
(67)フランスの絶対主義の話を聞いて、高校時代学んだ世界史の知識を深めることができ、面白かった。詳しく知れば知るほど面白いと思った。
(68)ルイ14世が「朕は国家なり」という名言を残していたことは知っていたが、そのなかに含まれる背景や真意は知りませんでした。本日の講義で、中央権力を強化するためのものであるということを知り、とても満足しました。
(69)現代にあるちょっとした風習や慣習をみつめなおし、その成立ちを歴史に探る立場は、非常に興味深かった。とくにフランスのバイリンガル表示の理由を追ってフランス革命以前にまで遡って考える過程では、つよくそれを感じた。
(70)いままで三回の授業でフランス現代社会の現状を勉強してきたが、フランスでは政教分離やストライキといった、日本ではあまり話題にならないことが論点になっていることを知った。そして、フランスだけでなく、日本の現代社会についてもっと知ろうと思った。
(71)今日の授業でなぜ方言が生き残っているのかわかったような気がしました。方言が残っている=その地域の文化が残っていることだと思います。日本では様々な方言がありますが、たしかに様々な風習が地域に残っているような気がします。
(72)日本社会とフランス社会の違いを知ることで、あらためて日本社会を見つめなおすことができました。
(73)先生の授業で、歴史教科書にのっていない、もっと細かいフランスのことを知りました。とくに「フランス国民と日本国民の形成の違い」に興味を持っています。
(74)フランスがいま現在もストライキの国家であることにとても驚いた。これは、労働者の労働に対する積極性を反映しているのだなと思う。日本にもこういう積極性が必要なのではないか。
(75)フランスの政教分離については、フランスはあまり寛容でないという印象が感じ取れたが、ストライキの話では、フランス人は自分もするから他の人のストライキを我慢すると講義で言っていました。これは寛容だから出来ることではありませんか?
(76)現在のフランスの文化や政治、国民性といったものは、過去の様々な対立のなかで培われてきたもののように感じられた。
(77)フランスの国家体制というものがよくわかったと思う。
(78)自分が思っていたフランスのイメージは明るい感じだったけれど、実際色々と厳しいようで、日本のほうがゆるそうなのが意外だった。どうしてフランスのイメージが明るいと思ってしまったのだろうか?
(79)外国に出たことがないので、日本以外の文化について考える機会が今までなかったが、こうしてみてみるととても勉強になることがわかった。フランスのことに驚いた。町で住所が方言とのバイリンガル表記になっているということに驚いた。
(80)フランスでは、第二次世界大戦まで方言が弾圧されていたと聞いて驚いたが、日本でも同じことがあったことを聞いてさらに驚いた。方言は地域のシンボルであり、貴重なものなので、大切にしたいと思った。
(81)講義のなかでフランスに対する印象がだいぶ変わりました。今まではヨーロッパ、フランスと聞くだけで、過剰に美化していた気がします。
(82)フランスという国の印象が大きく変わってきた。時代の先を行く政治などを取り入れていたのかと思っていたが、実際は主従関係が強く、昔の日本と同じように感じた。
(83)地域の独自性をアピールするものでは、方言意外になにがありますか? また、フランス革命のきっかけはなんですか?
(84)高校時代世界史選択じゃなかったのですが、それでもとてもわかりやすくて興味深い授業です。
(85)ここ三回ほどの授業でフランスと日本の比較を色々聞きましたが、日本とフランスではかなり違うことをあらためて認識しました。普段ニュースなどで聞くとフランスのほうがいいと思う点がたくさんありますが、安易にフランスのほうがいいと決め付けず、しかし日本が見習うべき点はちゃんと見習えたらと思います。
(86)具体例を多用し、論理的にわかりやすく授業をしてくれるので非常に満足。だが、自分が理系だからだろうか、抽象的な話が少なくて物足りない気もする。
(87)講義を通してフランスの歴史とともにフランス人の国民性についても学べ、面白かった。日本と比較すると、古い時代では異なった点ばかりがあるが、近代になると日本と似た点が少しあり、時代の流れも感じられる。
(88)日本では現在経済的格差が大きくなり、事実上の身分制に近くなっている。よって、フランスのような身分制の解体に倣って、税の配分などにより、それを是正していくべきであると感じた。
(89)この講義では、小中高と習ってきた歴史と違って、ただ単に歴史上の出来事を知るのではなく、なぜそういう歴史になったのかを学べるので、大変有意義であると思った。
(90)ストライキに関してフランスの現状と日本の現状の違いを観て、ストライキなどの社会のシステムが十分に機能するためには、その社会をよく観察しシステムをその社会に適応させるためにシステムの形を変えることが必要だと思った。もし、もとの形のままのシステムを違う社会から持ってきたならば、そのシステムは必ずとは言えないが十分に機能しない、また無理に機能させようとしたら社会に負担がかかると思った。
(91)フランスのことを表したものか正確に覚えてはいないのですが、「三つの身分」についての風刺画をみたことがあります。聖職者が農民を踏みつけている絵です。全く関係ないですが「レミーのおいしいレストラン」を観ましたか? その映画に出てくるフランスの街はとてもとてもキレイでお気に入りです。そんなステキな街にかつてこんな歴史があったとは、とても興味深い国だと思います。
(92)フランス語とブルトン語でRennesとRoazhonほどの違いがあると、面倒なことが多いと思う。旅行するときは混乱してしまいそうで、ちょっと迷惑に思える。
(93)フランス革命前後で青磁の仕組みがかわらなかったことは意外だった。授業はフランス史について詳しくなくても理解しやすいと思う。
(94)今日の授業のなかで「地域」と「地方」という言葉が出てきましたが、2つの違いがいまいちわかりません。単に面積的に地方のほうが地域よりも大きいということですか? この授業は、基本的に一授業でテーマが完結しているので、毎回スッキリ理解できて楽しいです。
(95)毎回授業が一回で完結するのでその回の話だけに集中できるのがいい。説明や板書がわかりやすい。
(96)フランスの歴史などの内容で、とても面白い内容だったと思う。ただ、進度が少し早いと思う。
(97)ベルサイユが建てられた理由は金持ちの道楽かなんかだと思っていたけれど、あんな理由があるとは初めて知った。
(98)この講義を聞いてるうちに、フランスに興味が出てきました。
(99)フランスで方言の表記がなされているのは、そこに方言が今でも根強く残っているからだと思った。方言とは一つの文化なので、日本でもぜひ復興してほしい。やはり各地を旅行するときに方言を聞くのはひとつの楽しみにもなると思う。
(100) 日本とフランス、二国の歴史による常識というか意識の違いが面白かった。特に、国籍の取得の違いなどの話が個人的にとても面白かった。
(101)フランス人が国民性をすごく大事にするということは有名だったけれど、元をたどれば、このフランス革命が大きな要因を果たしているのではないかと感じた。歴史というものをみれば、それに関係する様々なものを知ることができるというのは、歴史を勉強し、探究することがいかに大事であるのかを物語っていると感じた。