2012年度「経済学史」第1回ミニットペーパー
・とても分かりやすく毎回楽しみな授業になりました。
・公務員試験を受験予定なので役立ちそうです。いままでの授業のまとめになるのでありがたいです。
・流れに沿って説明されていて、とても分かりやすかったです。
・なかなか中身の濃い内容でしたが、頑張ってついてきました。
・一見完璧そうに見える理論もどこか欠けている部分があり、経済学は奥が深くて難しいと思いました。
・厚生経済学は綺麗事を言っていると感じました。日本の生活保護などの「ばらまき政策」は厚生経済学に則っていると考えていいのでしょうか?
・ピグーの評価で、正当性→◎ということでしたが、授業を聞いていると結局前提がなければ正当性は×という感じに受け取れましたが、その理解で正しいでしょうか。
・とても面白い授業だと思いますが,グラフの説明をするとき記号の説明をしてもらいたいです。
・分配を大きな問題として取り扱ったのは初めてだったので、新鮮でした。パレートはすごい人だなあと思いました。版書の文字や図が見やすくて、分かりやすいです。これからもよろしくお願いします。
・効用関数と無差別曲線の違いの所の話しが聞きたいです。
・ピグーはピグー税の人というイメージだったので厚生経済学で名を聞くとは思わなかった。
・財の分配の平等について唱える学説が出て来たのは、その時代の貧富の格差が激しかったのを反映していると感じた。資本経済の中でどう格差を無くしていくかは、今も解決していない難しいテーマである
・序数的効用論が現代の主流ということで納得した。個人間の効用が数字によって比較できないというのは感覚的にしっくりくる。
・あっという間の1クールでした。これまで、一つ一つの理論をバラバラに覚えていたのですが、歴史背景やそれぞれの理論に対する評価も同時に学ぶことで、すべてが一つにまとまったように感じています。毎回の授業楽しみながら受講しています。第2クールも楽しみです。
・ピグーの厚生経済学への批判として、高所得者のモチベーションの低下も考慮する事ができると考えますピグーは所与の財の全体量を不変の物として考えていますが、働く動機の低下により国際競争力が低下すれば、長期的には得られる財の全体量は減少し、社会全体の厚生は低下すると考えます
・分配の授業を終えて、経済学の根源がどこにあるのか理解が深まった気がします。今までバラバラに記憶していた知識がまとまってくるのが感じられて良かったです。今回のクールに度々出てきたパレートに関して質問がありますが、彼は分配面、とりわけ厚生経済学ではどのような面で貢献したのか、もう少し詳しく知りたいです。よろしくお願いします。
・限られた資源をどのように利用するかが配分の問題だと(勝手に)思っていたのだが、カルドアの補償原理のように途中で財を増やして考える事は他の理論でも結構ある事なのだろうか。政策で簡単に全体の財が増えるならば分配の重要性が低くなってしまうような気がしたのですが…
・今日の講義では厚生経済学や序数的効用論、またその学者について分かりやすく教えて頂きましたがその中で何度か出て来たパレートは今後の講義で扱う予定はありますか?
・ピグーの理論と環境税の関連について詳しく知りたい。(なぜ貧困問題→環境問題に?)
・経済学者が理論や思想を構築するときそれ以前の理論をどの程度理解していてたのかについてもっと知りたいと思いました。
・ピグーに関しては多くの経済学者から批判されていたことは知っていたが、細部までは知りませんでした。しかし、今回の講義でその部分を順序を追ってわかりやすく教えてくださったため、よく理解ができました。
・内容とは関係ありませんが、経済史と経済学史がどこまで違う学問なのかはよくわからないです。
・環境経済学が活発になってきてピグーが見直されるようになったということでしたが、具体的にはどういうことでしょうか?
・正当性の定義と、マルクスの理論における相対的過剰人口とは何かということが分かりませんでした。
・分配理論において興味深かったのはマルクスとピグーだった。マルクスに関しては雇用・労働関係を基準に非常に筋道立った理論を展開したにもかかわらず、最終的に貧困の救済手段=革命という論理立っていない暴力的な手段に訴えるという結論に至ってしまったことが残念に思えた。ピグーに関しては基数的効用論を提唱したがために経済学の中では批判の対象となったが、そのピグーが環境経済学の中ではどのような重要性を持っているのかとても気になった。
・産業革命後、リカードやマルクス、ピグーが考えた理論は経済学的には正しいけれども、正当性があるかというと首を傾げる点があった。このことから、最適な分配というものを達成することは非常に困難な事だと感じた。