経済学史講義 第3回ミニットペーパー 2008年10月24日
(1)マルサスの説明のところで、「所有の欲求と難しさ」とありましたが、欲求が需要と結びつくのはわかるのですが、難しさが供給に結びつくのがわかりにくいと思います。というのは、「難しい」と思うのは市場にないから=供給が少ないから、とするならばわかるのですが、口頭説明を聞くとなにかちがう気がしました。すると、他に考えたとき、たとえば生産コストがかかるから供給に影響するというのだと、すでに価格を前提としてしまっているのではないでしょうか。
(2)マーシャルの一般均衡分析でのグラフの説明が非常にわかりにくい、レポートの返却はどうなっているのか(コメント付きで)。中間テストの範囲は?
(3)中間テスト前に復習の時間があるとありがたい。
(4)パラダイム論は、なんとなくわかった。
(5)「価値とはなにか」における比較がわかりやすかったです。
(6)比較検討しながらの授業なので、わかりやすかった。授業には関係ないが、冷房(?)がついていて、教室が寒かった。
(7)経済学には思ったよりも「例外事例」が多く存在することに驚きました。
(8)ノートの板書と口頭説明で、あまりにも省略化がありすぎ、聞き逃すと意味がわからなくなってしまうときがあるので、もう少し板書を整理してもらいたい。
(9)なんか難しい話でしたが、それなりに理解できたと思います。
(10)とくにありません。いつもながらわかりやすい講義で、聞いていて楽しいです。
(11)いろいろ経済学者が出てきてだれが何を主張しているか多少混乱しましたが、相変わらずわかりやすい説明で、とても助かります。雨だけど、がんばりましょう。
(12)需要と供給で価格がきまるという「当たり前」のように感じていることも、パラダイムの一種として中学校から習ってきたものの積み重ねなのですね。授業のペースに関して、いろいろ意見があると思いますが、私は、今くらいのペースが楽しく受けられて好ましいです。
(13)ミルの工業に関する考察のところで、生活費が上がれば賃金が上がるといっていたが、はたして本当にそうだろうか。古典派と新古典派のちがいはよくわかったが、限界革命の「限界」とはどういう意味か?
(14)教科書どおりの内容だけでなく補足説明があるので、わかりやすいと思います。レポートでダメだった人がいるのかどうか知りたいです。
(15)さまざまな説をうまく説明してもらえたので、比較して考えることができてよかった。
(16)「労働と価値と価格の関係はどうでもよいことだ」と、マルクス経済学の授業を終えたとき、ぼくも思っていました。しかし、この考え自体が現在のパラダイムのなかでの常識であるにすぎず、真理か否かはわからないということに驚かされた。物事を批判的にとらえなければならないと感じた。
(17)経済学のものの見方の変遷が聞けて興味深かった。
(18)ミルも古典派も農業は収穫逓減だといっていますが、本当でしょうか? たとえば日本とアメリカの農業をくらべた場合、アメリカの大規模農業のほうが効率がよいように思うのですが?
(19)投下労働価値説のように、理論として成立していても、トレンドでなければ注目されないし、主流にはなりえないという点で、やはり経済学は実学だと感じた。
(20)投下労働価値説と支配労働価値説の、経済学者の間でのあつかい方、経済学者の間のものの見方のかわり方など、興味深く参考になった。
(21)正しいか間違っているかではなく、ものの見方が変化したという考えは、今まで学んできた古典派などの考えを無駄にしない、とても良い考えだと思いました。
(22)服装が寒そうです。
(23)ものの見方が次代によって変わってゆく様が面白いと思いました。わかりやすい講義で良いと思います。
(24)パラダイムシフトが起こるたびに経済学の主流が変化するならば、経済学は無限の追求だと感じた。
(25)なぜ限界革命のときに支配労働価値説の優位がきまったか、よくわからなかった。
(26)投下労働価値説と支配労働価値説の考え方の内容、投下労働価値説の問題点、限界革命によるパラダイムの変化については良くわかったが、支配労働価値説に問題はなかったのか。投下労働価値説についてよくわからない点(もう少し説明が聞きたい点)を挙げるとすると、「価値と価格はイコールでない」というところをくわしく聞きたい。
(27)理屈っぽくてよくわからなくなってきた。小さいことでウダウダと悩んでいたんだなあという感想。
(28)第2クールの内容は難しかったです。ちゃんと復習したいと思います。
(29)転形が可能であることが示されたが、それは今後なにかに使われるんですか?
(30)いくらなんでも雨の日、しかも10月で半袖で講義は、みてて寒そうでした(Tシャツだし)。風邪ひかないようにしてください。パラダイム論の話はとても面白かったです。価格と価値の関係が証明されても見向きもされないのは、理由があるのですね。将来また再評価される可能性もあるかと思うと、それも面白い。
(31)久々に真面目にノートを取りました(すみません)。投下労働価値説、わたしは好きです。接客などの価格にしにくいサービスを投下労働量=価値で考えることによって、丁寧な接客を意識できそうです。接客に多くの労働を投下し、価値のあるサービスを提供したいです。
(32)とくにありません。
(33)声が大きくて聞きやすいです。
(34)投下労働量に着目し、価値から価格に転形することは可能であるといわれましたが、その価値から価格への転形のプロセスには質や強度の問題があると考えられますが、どのように転形されるのでしょうか。
(35)パラダイムシフトのあとに、せっかく転形問題論争で投下労働価値説の正しさが証明されたことは、惜しい気がします。ひとつの物事にいろいろな見方ができるのは納得できるんですが、やっぱりただひとつ正しいものの見方があるほうがスッキリした気になりそうです。
(36)「CF.」とはどういう意味ですか? そして、先生の講義はホームページで見られれば助かると思います。
(37)理論の整合性を重視している点や、パラダイムシフトが起こったという点から見ても、経済学は科学に含まれるという見方が強まった。
(38)マーシャルの指摘する収穫逓増が成立するのは、固定費用を製品の数で割ることが出来るからという解釈でよいでしょうか。感覚的には大量生産すれば値段が下がるというふうに捉えていたけれど、深く考えたことがなかったことに気がついた。