経済学史講義 第2回ミニットペーパー 2008年10月15日
(1)分配についてよくわかり、大変興味深かったですが、駆け足すぎたのが残念でした。
(2)今日の講義についてわからないところはとくにありませんでしたが、序数的効用論に関する記述が多すぎて時間が押してしまったように思います。もう少し内容をまとめられるように思いました。
(3)授業の全体的な流れが最初にわかるのでうれしいです。
(4)最後急いでやったので、カルドア以後の分配のことが曖昧だった。教科書に沿って授業をおこなってくれるので、復習・予習がしやすい。財の分配は簡単そうなのに、いまだ結論がでていないことを考えると、とてもむずかしいのだと思った。
(4)ロビンズは批判しただけで、自分の分配論は提示しなかったのか、疑問に思った。
(5)理論の移行の様子がわかってよかったです。各理論の説明もわかりやすいと思いました。
(6)補償原理において、財の初期保有量がABともに増えるというのは、経済政策が社会全体の財をふやすものでなければならないということでしょうか。
(7)厚生経済学の分野にも新旧があるのは意外だったし、新しくなったからといって単純に良くなったわけではないのが面白く感じた。
(8)だんだんとわかりにくくなってきたが、他の講義の苦痛にくらべれば大したことはない。
(9)とてもわかりやすい授業だった。しかし、もっと深い内容にも踏み込んでほしかった。
(10)図を使った説明が早くて聞くのが大変だったが、内容はわかりやすかったです。
(11)今まで習ってきた内容を復習するような授業だったので、とても面白かった。
(12)体系立てて授業をおこなっていただけるので、話がわかりやすく面白いと思った。
(13)「but」とか板書の仕方が特徴的だと思います。慣れたらわかりやすいです。いろいろな聞いたことがある言葉が少し整理された気がします。
(14)分配の問題を考えるとき、なにを「公平」と定義するかが難しいと感じました。過去の経済学者たちも、いろいろと苦労していることを知りました。
(15)所得再分配と聞くと課税を思い浮かべるのですが、経済学的にはどのような方法が一番効果的なのですか?
(16)非常にわかりやすく分配について知ることができました。
(17)講義は非常にまとまっていてわかりやすい。効用は主観的なので経済政策をするのがむずかしいという話は面白かった。だれも損をしないというのはむずかしいことなのだろうと感じた。
(18)経済政策で社会全体の財が増えるとはどんなケースなのか、疑問に思いました。
(19)板書が早くて追いつかないです。
(20)基数的効用論から序数的効用論への移行を歴史的な視点から見ることが出来て、大変ためになった。
(21)講義内容がわかりやすく整理されていて、90分でも飽きずに聞くことが出来ました。
(22)「…派」というような区分がわかりにくい。なにが明確な違いなのか?
(23)ピグーの考え方には欠陥があると思うが、だからといって貧困層への分配が不必要なわけではない。
(24)黒板に書きすぎです。先生が黒板に書く時間と学生が写す時間をカットするために、板書はプリントとして配布すべき。穴埋めにするとか。書くことに一所懸命で、説明が聞けない。
(25)分配理論の展開・構造などを理解することが出来ました。次回もよろしくお願いします。
(26)効用のあり方について、ピグー、ロビンズ、カルドアのとらえ方の違いがわかってよかった。
(27)分配というとても根本的な問題に関しても、まだ一般的に妥当する理論が構築されていないところに、経済学の奥深さを感じた。
(28)等価交換を続ける限り財の量は変わらないという考え方は、当たり前だが新鮮でした。新古典派からミクロ経済学が生まれたのならば、マクロ経済学はどこから派生したのでしょうか。
(29)ピグーのABの分配シェアを等しくするべきだという考えに対して、基数的効用論批判がなされましたが、所得増大に対するインセンティヴなどの考え方は、当時はなかったのですか?
(30)散らかっていた知識の整理に役立っている。面白く、わかりやすい講義で良い。
(31)ピグーの二つの前提がおかしいことは、ぼくでさえもすぐに気づきました。なぜピグーはそんなことにも気づかなかったのか、と思いました。カルドアなどの新厚生経済学が使いにくい、ということでしたが、なんにでも安易に使えるほうがおかしいと思います。
(32)これまで学んできたがよくわからなかった流れ、たとえば「古典派から新古典派」や「厚生経済学などの流れ」がよくわかった。他の授業でもこのようにしてくれれば、もう少し理解が深まっていたと思う。
(33)分配論の話はなかなか興味深い内容でした。所得分配は、経済学的には決着のつかない内容だと思います。なぜならば、だれもが納得する分配などありえないし、考慮すべき変数が多すぎるからです。ただし後者は、複雑系の導入により解決する見込みはあるかも?
(34)先生の、伝えたいという気持ちがとても伝わってきて、授業を受けていて気持ちが引き締まります。
(35)分配ひとつとっても、考え方はどんどん変わっていって進化していくんだなあ、と面白かったです。板書の文字がもう少し濃くなるとうれしいです。
(36)パレート改善のような「だれも損しない」政策などというのが実際存在するのでしょうか。もしもないとすると、一般不可能性定理を支持しなければならないと思いました。
(37)図の説明がくわしくてわかりやすいです。字の大きさが読みやすくてよいです。
(38)基数的効用論の問題として、主観的であり測定不能であるとのことでした。たしかに財同士でくらべた場合、同じ値段のリンゴとみかんのどちらに見出し、あるいは個々人でどのように違うかは見えないものだが、分配されるものが現金(それに準じるもの)ならば、さほどむずかしくはないように思えてしまう。つまり、100万円しか持っていないひとの1万円と、1000万円持っているひとの1万円では、前者のほうが大きいと思う。これが400万円を互いに持つひとの1万円だったら、なんとなく同じかなといえそうだ。それゆえ、やはりピグーの考え方のほうがよいと思う。
(39)分配について、アリストテレスから現代までのざっと2500年くらいの歴史や考えかたを見てきたのに、結局一番正しい!、と思われる考え方がでていないことを知って、ちょっと残念でした。先生は暑いですか? 半そで&うちわは季節はずれですね。
(40)リカードが地代を正当化できなかったのは、資本蓄積を阻害するからということでよいのでしょうか? あと、差額地代のグラフによる説明で地代をコストに含めていたように思いますが、それだと限界地にも地代が発生してしまいませんか?
(41)分配に関する理論はいろいろ聞いたことがあったが、効用の測定という考え方はしたことがなかったので、新鮮だった。
(42)分配に関しては基本がわかったが、もう少し各人物の考えかたを掘り下げてほしい。こちらはそれを前提として準備していることもあるので……。次に、黒板の分量が少ない。より早く書いてほしい。やはり、同じ説明が続くより、多くのことを語ってほしい。最後に、講義中にマンガを読みながらしゃべる連中がいるが、シラバスでは追い出すと書いてあるはず。やはり姿勢が甘いと見られる。こちらは不愉快。
(43)ピグーの(1)から(3)の話の進め方が、こちらに考えさせるものでよかった。(3)の前提は、普通なら最初に説明すると思うのだが、最後に説明することによって、自分でピグーの考え方について知ることができた。スピード感のある講義で、ボーっとしていては置いてゆかれるので、学生の真剣度が高まり、良いと感じた。
(44)分配について、旧厚生経済学を唱えるピグーによれば、全員平等であることが良いとされていたが、基数的効用論の否定や個人間比較不可能性から新厚生経済学へ移っていったが、板ばさみ的な問題が残っており、これからどう進展するのか興味をもった。
(45)分配論の基準として挙げられていた「正統性」の概念が、いまいちよくわからなかった。リカードやマルクスは個人の態度から正当性の有無の説明があったように思うが、それと大衆の支持との関連性をもう少し知りたい。
(46)リカードやマルクスの分配理論が経済学的に○ということはわかったが、その正当性が△というところがよくわからなかった。
(47)教科書29頁8行目の、劣等地で生産された食料の価格が優等地にくらべてなぜ低いのか、わかりません。劣等地の生産性が低いので、希少価値が出るということでしょうか。
(48)正当性というのはどういった意味なのでしょうか? 社会的にみて成立しえない、ということですか?
(49)古典派から新古典派への流れや、新旧厚生経済学の違いがよくわかりました。新厚生経済学では個人間で効用の比較は出来ないとのことですが、個人の効用と社会の効用は比較できるとして問題ないのでしょうか?
(50)カルドア補償原理の話が、早足だったせいか、少しわかりにくかったです。
(51)テストは教科書とノート、どちら重視ですか?
(52)知識としてしか知らなかったパレート改善など、いろいろな考え方が生まれてきた背景を知ることができて、面白かったです。
(53)「EW」や「ND」をあらわしたグラフの説明が良く理解できませんでした。もう少し大きく板書してほしいなと思いました。
(54)経済学者の考え(理論)とその問題点がよく整理されていて、わかりやすかった。その後の内容が気になるので、深く知りたい。
(55)考えてみれば当然のように思っていることにも、先人たちの試行錯誤があったのだと認識した。