2003年度工業経済学ゼミナール(学部)案内

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掲載:20021016

 

1 演 名  工業経済学(川 端)演習

 

2 テ ー マ  ケース・スタディで見る企業と産業

 

3 テキスト  まず産業研究の方法と日本経済の現状について、難しくないテキストで学びます。未定ですが、宇田川勝・橘川武郎・新宅純二郎『日本の企業間競争』(有斐閣)、2000年、森武麿・伊藤正直ほか『新版 現代日本経済史』(有斐閣)、2002年などを使うかもしれません。
以後、各自がテーマを持って研究報告します。

 

4 趣  旨  *産業経済のレポート・論文を書けるようになろう。
 対象は工業でなくともかまいません。これまでの卒業生の演習論文テーマは、飲料容器リサイクル、放送メディア、成果主義人事管理、家電流通、MP3ファイル交換問題、
宮城県の産業構造、戦後半導体産業史、自動車生産システムの海外移転です。
*フィールド調査に出かけよう。
 これまでトヨタ、日産、NKK、日立などを調査しました。
*社会人と交流しよう。
 前任教授時代から続くOB・OG会があるので、研究会と交流会を行います。

 

5 募集人員  学部のルールにより、9人まで受け入れます。

 

6 参加条件  @無断欠席をしないこと。A学外での取材を行うことがあるので、これに参加すること。Bメール、ブラウザ、オフィス・ソフトをそこそこ使えること。ゼミに入ってから学んでもまにあいます。C経済数学は必要ありませんが、文章を読みこなす力は必要です。

 

7 選考方法  希望者が9人を越える場合は選抜を行います。

 

8 運営方針  *ゼミの進め方は二つのパターンがあります。
 @テキストの輪読。レポーターが報告し、全員で議論する。
 A各自がテーマを持って調査研究を進め、報告・討論する。
*年度末には調査記録・研究報告集や演習論文集を発行します。
 きちんとした調査計画には書籍・機材等を支援します。
*資料をじっくり読む書斎派の研究と、色々な人にあって話を聞く
 フィールド派の研究の、いずれかにとりくんでください。

 

9 担当教官の主要な研究業績
共著:森澤恵子・植田浩史編『グローバル競争とローカライゼーション』(東京大学出版会)、坂本清編著『日本企業の生産システム』(中央経済社)など。
知的ODA報告書(共著):国際協力事業団・計画投資省『ヴィエトナム国市場経済化支援開発調査フェーズ3最終報告書』。
フィールド調査報告:ベトナム鉄鋼業、山西省の産業と環境、韓国自動車産業、米沢のエレクトロニクス産業、東大阪市中小企業など。
翻訳:W.アダムス&J.ブロック『現代アメリカ産業論 第10版』(共訳:創風社)など。

 

10 指導教官が勧める本
春休みに、4月に使用するテキストを読み、レポートを提出してください。

 

11 ゼミ見学の可否
本年度は開講していないので、質問は直接研究室へ、またはメールでどうぞ。kawabata@econ.tohoku.ac.jp

 

12 新3年生に対してひとこと
かなりハードであることは否めませんが、勉強してよかったと言えるようなゼミにしたいと思います。

 

13 そ 他  ホームページを見て、自分の関心とゼミの予想される内容をよく照らし合わせてください。メールによる問い合わせも受け付けます。http://www.econ.tohoku.ac.jp/~kawabata/index.htm

 

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