更新:2005年1月1日
本書は、『日本企業の生産システム』に続く生産システム研究会の研究成果です。1990年代以後、日本企業の生産システムは、(1)従来競争優位の一つの源泉となってきたインテグラル型生産システムがモジュール化の潮流によって動揺したこと、(2)ITを生産システムのどこにどう取り込むかを迫られたこと、(3)アジア規模での最適分業体制を編成すること、という課題を突きつけられました。これらの課題に日本企業がどう立ち向かったのかを、産業別の独自性に注意しながら論じています。
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はしがき ―――――――――――――――――――――――坂本清:大阪市立大学
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1 生産システムの進化とモジュール型生産システム―――――坂本清:大阪市立大学
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2 統合型生産システムと分散型生産システム ―――――――植田浩史:大阪市立大学
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3 工作機械産業におけるモジュール化とサービス事業展開――河邑肇:中央大学
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4 半導体製品開発と生産システムのイノベーション ―――――肥塚浩:立命館大学
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5 情報化・国際化と金型産業における取引構造の変化 ―――田口直樹:金沢大学
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6 アパレル製造企業の事業再構築と生産システム ―――――大田康博:徳山大学
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7 住宅設備機器メーカーの経営革新と国際展開 ――――――十名直喜:名古屋学院大学
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8 鉄鋼産業のIT化と「ネットワーク型」管理の展開 ―――――李捷生:大阪市立大学
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9 日本鉄鋼業の一貫管理とプロセス・リンケージ ――――――川端望:東北大学
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補 台湾工作機械産業におけるモジュール化 ――――――――劉仁傑:東海大学(台湾)
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