基礎ゼミシラバス(2002年度)
担当者:助教授 川端 望(大学院経済学研究科)
連絡先:022-217-6279
開講時間:月曜日3校時
対象学部:全学部
対象学年:1年生
構造改革と日本経済
日本経済のいわゆる「失われた十年」とは何であったのか。小泉内閣のもとで進められようとしている構造改革とはどういう中身をもっているのか。それは日本経済・日本社会をどのようなものへつくりかえようとしているのか。こうした点を、経済学の観点を軸としつつ、できるだけ広い視野から検討する。
日本経済について各自が自分なりに、かつ一定の根拠を持って考えられるようにする。
本や資料を丁寧に読む訓練をする。
調査と発表の訓練をする。
異なる見解をぶつけあって討論し、認識を深める訓練をする。
テキストにもとづいて、あるいはレポーターのテーマ別調査報告に基づいて議論する。例えば、経済停滞の原因、不良債権問題、特殊法人、公共事業、社会保障、雇用問題、対外援助等々のテーマを取り上げる。
演習(ゼミナール)形式をとる。いくつかの班に分け、レポーター班が報告→レポーター班とコメンター班が論点を出す→討論、という順序で進行する。
平常の出席・発言50%、最終レポート50%で評価する。最終レポートは冊子として印刷する。
当面は、金子勝・木村剛・宮崎哲弥『日本経済「出口」あり』春秋社、2001年を使用する。
報告をまとめることができて、討論に参加できて、レポートを書けるようになると、どこへいっても役に立つでしょう。
受講し始めてからでもよいので、電子メール、ワープロ、表計算を使えるようになってください。